<米国株情報>ソフバンG、英アームの売却やIPOの検討でゴールドマンを顧問に起用か

株式

2020/7/15 10:16

 ソフトバンクグループ<9984.T>は、傘下の英半導体設計大手アーム・ホールディングスの売却やIPO(新規上場)を検討しているもようだ。すでに証券大手ゴールドマン・サックス<GS>を顧問に据え、助言を求めているという。経済専門チャンネルCNBC(電子版)などが13日に伝えた。

 ソフバンGは16年、IoT(モノのインターネット)への投資の観点からアームを約320億ドル(現在のレートで約3.4兆円)で買収した。ただ、ソフバンGは新型コロナウイルスの感染拡大などを背景にした株安を受け、ハイテク投資ファンド「ビジョン・ファンド」を通じた評価損の拡大や20年3月期における巨額の営業赤字による財務改善のために最大4兆5000億円の資産売却計画を進めている。アームを手放すという検討もその一環のようだ。

 ソフバンGは当初、アームを分社化した上で、IPOを行う方向で準備を進めていたが、外部からアームの買収に関心が寄せられたため、持ち株の一部または全部の売却も選択肢に入れているという。

 資産売却計画では、6月23日に独通信大手ドイツ・テレコム傘下の米携帯電話サービス大手TモバイルUS<TMUS>の持ち株(約3億株)の65%に相当する1億9830万株をセカンダリー・オファリング(追加的な普通株や優先転換社債の公募・売り出し)を通じて売却する方針を明らかにしている。

<関連銘柄>

 NASD投信<1545.T>、NYダウ投信<1546.T>、上場米国<1547.T>、

 SPD500<1557.T>、NYダウ<1679.T>、NYダウブル<2040.T>、

 NYダウベア<2041.T>

提供:モーニングスター社

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