ヨコオに業績拡大期待

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2020/7/20 17:30

200日線トライ

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 自動車用アンテナ大手のヨコオ(6800)が再び200日移動平均線にトライする情勢だ。大和証券の強気の格付けを追い風に、この日は前日比7.3%高の2797円まで買われた。

 大和証は17日付でヨコオを新規でカバレッジし、投資判断は5段階中2位の「2」とした。微細精密加工技術と高周波技術に優れた同社について、スマートフォンの5G対応機種向けプローブカード(計測器具)やパソコン向けなどの半導体テストソケットの業績貢献を見通している。

大和証は3500円目標

 業績に関してはこれらの製品の貢献により、来3月期以降に最高益の更新が続くとみる。同社は前期に19年ぶりに営業利益が過去最高を記録したものの、今期は新型コロナウイルスの影響で会社計画は40億円(前期比19%減)としている。同証券は来期に61億円への急拡大を予想し、目標株価を3500円とした。

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 株価はこの日の上昇で再び200日線(20日は2826円)に接近した。コロナ・ショック後の戻り高値(6月3日の2900円)を付ける過程で同線を軸にもみ合った経緯があり、7月初旬には2400円台まで調整していた。関門突破によって新局面を迎えられるかが注目される。

(写真:123RF)

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