日経平均は418円安と大幅に6日続落、全面安商状に1カ月ぶり2万2000円割れ=31日前場
31日前場の日経平均株価は前日比418円25銭安の2万1920円98銭と大幅に6営業日続落。全面安商状となり、取引時間中での2万2000円割れは6月29日以来1カ月ぶり。朝方から売りが先行した。米4-6月期GDP(国内総生産)速報値が過去最大の減少幅を記録し、米景気の先行きが懸念された。30日の欧州株式やNYダウの下落に円高・ドル安も重しとなり、下げ幅を拡大し2万2000円を下回った。下げ渋る場面もあったが、株価指数先物売りに再度軟化し、前引け近くには一時2万1906円72銭(前日比432円51銭安)まで下落した。
東証1部の出来高は7億929万株、売買代金は1兆2235億円。騰落銘柄数は値上がり201銘柄、値下がり1948銘柄、変わらず23銘柄。
市場からは「週末、月末で決算発表の最初のピークでもあり、手が出ない。決算も想定以上に悪いものがあり、投資家心理が後退している。もっとも足元の業績悪を見越した上で先行きの回復をにらんで上昇してきた経緯があり、それを思い出してほしい。景気が悪化してくれば対策も出てくる」(中堅証券)との声が聞かれた。
業種別では、ブリヂス<5108.T>、住友ゴム<5110.T>などのゴム製品株や、王子HD<3861.T>、日本紙<3863.T>などのパルプ紙株が下落。SUMCO<3436.T>、LIXILG<5938.T>などの金属製品株も安い。T&DHD<8795.T>、SOMPOH<8630.T>などの保険株や、コマツ<6301.T>、IHI<7013.T>などの機械株も売られた。国際帝石<1605.T>、石油資源<1662.T>などの鉱業株や、日本製鉄<5401.T>、JFE<5411.T>などの鉄鋼株も安い。
半面、大阪ガス<9532.T>、北海道電力<9509.T>などの電気ガス株が上昇。
個別では、ソウルドO<6553.T>、アドバンテスト<6857.T>、電算システム<3630.T>がストップ安となり、DTS<9682.T>、NSSOL<2327.T>などの下げも目立った。半面、ZOZO<3092.T>がストップ高カイ気配となり、タケエイ<2151.T>、SMS<2175.T>、プロトコーポ<4298.T>、富士電機<6504.T>などの上げが目立った。なお、東証業種別株価指数は全33業種中、32業種が下落した。
提供:モーニングスター社
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