<特集>対策必須のネットセキュリティー(4)=ニーズウェル―増益基調続きテクニカル好転の流れも

株式

2020/7/31 17:42

 ニーズウェル<3992.T>に狙い目がある。同社は、業務系システム開発を主力とし、「業務利用が承認されていないデバイス(不正端末)は、社内ネットワークに接続させない」というコンセプトに基づき、企業の機密データを漏えいから保護する情報セキュリティーソリューションを提供する。新型コロナウイルス感染症の収束までは投資の抑制が懸念されるものの、中・長期的にはIoT(モノのインターネット)、自動運転、AI(人工知能)、5G(第5世代移動通信システム)などに加え、テレワークの広がりによるセキュリティー対策や人手を介さないRPA(業務自動化ロボット)などへの需要が増加すると予測している。

 20年9月期の単体業績予想は、売上高が60億円(前期比8.7%増)、営業利益が5億4900万円(同8.1%増)と増益基調が続く見込みだ。ソリューション・ビジネスの拡大とともに高付加価値案件が増え、収益に貢献する見通しだ。

 株価は、7月1日に戻り高値849円を付けて以降、調整足となっているが、3月17日の年初来安値413円を起点とする下値切り上げ波動に崩れはなく、足元では200日線を75日線が上回るゴールデンクロス(GC)を達成、テクニカル好転の流れにある。

提供:モーニングスター社

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