<相場の読み筋>8月3日
2020/8/3 7:45
前週末7月31日の米国株式は、NYダウが前日比114.67ドル高の2万6428.32ドルと反発、ナスダック総合指数が同157.462ポイント高の1万745.275ポイントと3日続伸して取引を終了した。出来高概算は、ニューヨーク市場が13億543万株、ナスダック市場が45億3638万株だった。30日の通常取引終了後、アップル<AAPL>が20年4-6月期決算を発表。増収増益に加え、1対4の株式分割を行うことを明らかにし、買い人気を集めた。一方、7月ミシガン大学消費者信頼感指数が72.5となり、市場予想平均の73.0を下回ったことから、消費者心理の悪化が警戒され、NYダウは下落する場面もみられた。ハイテク株比率の高いナスダック総合指数は、アップルのほかフェイスブック<FB>、アマゾン・ドット・コム<AMZN>などが買われ、同指数の上昇をけん引した。
8月3日の東京株式は反発後、上値の重い展開となりそう。前週末7月31日に大幅下落した反動や、前週末の米国株式が上昇した動きから、買い先行スタートが見込まれる。為替相場は、ドル・円が1ドル=105円台の後半(前週末7月31日終値は104円44-46銭)、ユーロ・円が1ユーロ=124円台の半ば(同124円02-06銭)と円安に振れていることから、輸出関連銘柄を中心に買い戻しの動きが強まることも想定される。ただ、戻り待ちの売りが控えていることが見込まれ、停滞商状となる場面もありそう。前週末7月31日のADR(米国預託証券)は円換算値で、ZHD<4689.T>、武田薬<4502.T>、KDDI<9433.T>などが、同31日の東京終値に比べ高い。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、同31日の大阪取引所終値比160円高の2万1920円だった。
(イメージ写真提供:123RF)
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