日経平均は485円高と7日ぶり大幅反発、引けにかけ高値圏で推移、値上がり銘柄数1700超=3日後場
3日後場の日経平均株価は前週末比485円38銭高の2万2195円38銭と7営業日ぶりに大幅反発。朝方は、前週末の米国株式がハイテク株中心に上昇した流れを受け、買いが先行した。円安・ドル高も支えとなった。株価指数先物買いを交えて総じて堅調に推移した。後場はジリ高歩調となり、終盤には一時2万2214円59銭(前週末比504円59銭高)まで上昇した。その後も大引けにかけて高値圏で推移した。
東証1部の出来高は13億2265万株、売買代金は2兆3748億円。騰落銘柄数は値上がり1736銘柄、値下がり398銘柄、変わらず38銘柄。
市場からは「日経平均は2万2000円台にすかさず戻し、レンジから大きく離れることはないようだが、一方でTOPIX(東証株価指数)の戻りが鈍いのは気になる。いずれにしろ、両指数ともに25日線を上回る材料はなさそうだ」(準大手証券)との声が聞かれた。
業種別では、郵船<9101.T>、商船三井<9104.T>などの海運株が上昇。日水<1332.T>、マルハニチロ<1333.T>などの水産農林株も高い。ZHD<4689.T>がストップ高となり、ソフバンG<9984.T>、NTTデータ<9613.T>などの情報通信株も買われた。リクルートH<6098.T>、エムスリー<2413.T>などのサービス株や、ガイシ<5333.T>、TOTO<5332.T>などのガラス土石株も堅調。九州電<9508.T>、大ガス<9532.T>などの電気ガス株や、第一生命HD<8750.T>、東京海上<8766.T>などの保険株も値を上げた。
半面、JAL<9201.T>、ANA<9202.T>などの空運株が軟調。
個別では、アイエスビー<9702.T>、ITM<2148.T>、ITFOR<4743.T>、Nフィールド<6077.T>、スクロール<8005.T>、SGHD<9143.T>などがストップ高。半面、インフォMT<2492.T>がストップ安となり、コムチュア<3844.T>も一時ストップ安。KIMOTO<7908.T>、CEHD<4320.T>、サンセイL<3277.T>などの下げも目立った。なお、東証業種別株価指数は全33業種中、32業種が上昇した。
(写真:123RF)
提供:モーニングスター社
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