大和工が急騰、21年3月期第2四半期と通期の業績予想を上方修正、自社株買いも明らかに

株式

2020/8/3 16:32

 大和工業<5444.T>が急騰し、299円高の2443円を付けた。3日午後1時、21年3月期第2四半期(20年4-9月)と通期の連結業績予想の上方修正と、自社株買いの実施を発表、材料視された。

 第2四半期業績予想で、売上高を760億円から830億円(前年同期比15.8%減)に、営業利益を45億円から60億円(同13.9%減)に引き上げた。通期予想については、売上高を1150億円から1250億円(前期比31.3%減)に、営業利益を55億円から80億円(同29.4%減)に修正した。鋼材需要が21年3月期中に20年3月期の水準まで回復することは困難との見通しに変化はないとするものの、足元の状況を織り込んだ。

 21年3月期第1四半期(20年4-6月)の決算は、売上高が382億4600万円(前年同期比20.8%減)、営業利益は30億7700万円(同3.2%増)だった。

 同時に発表した自社株買いは、機動的な資本政策の遂行のために実施。取得上限100万株(自己株を除く発行済株式数の1.48%)・27億円で、取得期間は8月4日から10月30日までとしている。

 3日の終値は、前週末比284円高の2428円。

提供:モーニングスター社

関連記事

マーケット情報

▲ページTOPへ