東ソーが続落、21年3月期第1四半期の連結決算は赤字に転落

株式

2020/8/3 16:34

 東ソー<4042.T>が続落、109円安の1303円を付けた。3日午後1時、21年3月期第1四半期(20年4-6月)の連結決算を発表。損益が赤字に転落し、嫌気された。

 第1四半期決算は、売上高が1565億2900万円(前年同期比18.8%減)、営業損益は9億4300万円の赤字(前年同期は161億1200万円の黒字)だった。売上高は、新型コロナウイルス感染症拡大に伴う世界的な需要収縮とそれによるナフサや海外製品市況の急落の影響を受けた。損益面では、販売量の減少および販売価格の下落が原燃料安の影響を上回ったことでの交易条件の悪化に加え、定修による生産量の減少や固定費増加などが重しとなった。

 未定としていた21年3月期第2四半期(20年4-9月)の業績予想を発表。売上高3300億円(前年同期比16.7%減)、営業利益110億円(同72.8%減)を予想。通期業績予想については、新型コロナウイルス感染症拡大の影響により、現時点では合理的な算出ができないとして、未定を継続している。

 3日の終値は、前週末比56円安の1356円。

提供:モーニングスター社

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