OLCが軟調、大和証は「2」・目標株価1万3700円に引き下げ

株式

2020/8/3 16:35

 オリエンタルランド(OLC)<4661.T>が軟調。大和証券では7月31日付で、投資判断を「1」(買い)から「2」(アウトパフォーム)に、目標株価を1万6500円から1万3700円に、それぞれ引き下げている。

 中期的にキャパシティー拡充とチケット単価などの上昇による業績拡大が続くとの見方に変更はないものの、短期的には、ソーシャルディスタンスの徹底と稼働率はトレードオフであることから、厳しいパーク運営が強いられると予想している。IT化を飛躍的に推進させ、アトラクションなどの待ち時間の大幅削減に期待したいとしている。

 目標株価1万3700円は、同証券予想23年3月期連結1株利益341円に対し、ヒストリカルPER40倍程度を付与し算出されている。同証券では業績予想を修正、連結営業損益について、21年3月期160億円の赤字(前期は968億6200万円の黒字、従来768億円の黒字、会社側計画は非開示)、22年3月期1100億円の黒字(従来1808億円の黒字)、23年3月期1600億円の黒字(同2146億円の黒字)と試算。

 入場制限を継続しながらの運営が当面続くことから、業績回復は緩やかなものになることを見込んでいる。現時点では、22年3月期も入園者数は2500万人と20年3月期水準を下回ると想定しており、本格的な回復は23年3月期からと予想している。

 3日の終値は、前週末比150円安の1万2520円。

提供:モーニングスター社

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