日経平均は378円高と大幅続伸、2万2500円回復、全33業種が上昇=4日後場

 4日後場の日経平均株価は前日比378円28銭高の2万2573円66銭と大幅続伸。2万2500円回復は7月28日(終値は2万2657円38銭)以来5営業日ぶりの高値水準となる。3日の米国株式市場でナスダック総合指数が最高値を更新するなど主要株価指数が軒並み上昇した流れを受け、買い優勢で始まった。円安・ドル高歩調も支えとなり、いったん2万2500円台に乗せた。その後、上値が重くなる場面もあったが、買い気は根強く、大引け近くには一時2万2603円82銭(前日比408円44銭高)まで上昇した。

 東証1部の出来高は14億341万株、売買代金は2兆5086億円。騰落銘柄数は値上がり1807銘柄、値下がり316銘柄、変わらず50銘柄。

 市場からは「連日の上昇だが、日経平均はレンジの下にも上にも抜けない状態だ。米国株高が続けば日本株も下がらないだろうが、この水準から上は戻り売りが出てくるとみられる」(準大手証券)との声が聞かれた。

 東証業種別株価指数は全33業種が値上がり。業種別では、JAL<9201.T>、ANA<9202.T>などの空運株が上昇。JR東日本<9020.T>、JR西日本<9021.T>、JR東海<9022.T>などの陸運株や、郵船<9101.T>、商船三井<9104.T>、川崎汽<9107.T>などの海運株も値を上げた。日本製鉄<5401.T>、JFE<5411.T>、神戸鋼<5406.T>などの鉄鋼株や、帝人<3401.T>、東レ<3402.T>などの繊維製品株も高い。トヨタ<7203.T>、日産自<7201.T>、マツダ<7261.T>、スズキ<7269.T>などの輸送用機器株も買われた。

 個別では、クレオス<8101.T>、スクロール<8005.T>、キッコマン<2801.T>がストップ高となり、テンポイノベ<3484.T>(前場に一時ストップ高)、PLANT<7646.T>、アルヒ<7198.T>などの上げも目立った。半面、シグマクシス<6088.T>、Mラインズ<3901.T>、岩崎電<6924.T>、ヴィンクス<3784.T>、スペース<9622.T>などの下げが目立った。

(写真:123RF)

提供:モーニングスター社

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