三井倉HDが急伸、21年3月期第2四半期と通期の連結業績予想を上方修正

株式

2020/8/4 16:43

 三井倉庫ホールディングス<9302.T>が急伸し、175円高の1687円を付けた。4日午後1時30分、21年3月期第2四半期(20年4-6月)と通期の連結業績予想を上方修正し、好感された。

 第2四半期業績予想で、営業収益を1000億円から1120億円(前年同期比9.5%減)に、営業利益を27億円から57億円(同19.3%減)に引き上げた。新型コロナウイルス感染症の影響による国内外における取扱減少が想定を下回ったことや、国内外の顧客企業において、制限があるものの生産活動が再開されたことで、原材料、部品などの調達に伴い緊急性の高い輸送業務が各事業において発生したことなどを織り込んだ。通期予想では、営業収益を2200億円から2240億円(前期比7.1%減)に、営業利益を85億円から107億円(同9.4%減)に増額。第2四半期業績予想の修正に加え、同感染症の影響を20年9月末まで影響を受け、その後に収束するとの前提を、21年3月末まで影響が継続するとの見方に修正した。

 21年3月期第1四半期(20年4-6月)の決算は、営業収益が565億1700万円(前年同期比7.3%減)、営業利益32億700万円(同4.7%減)だった。

 4日の終値は、前日比172円高の1684円。

提供:モーニングスター社

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