(再送)テルモが急落、未定としていた21年3月期の営業利益は大幅な減益見通しに

株式

2020/8/7 10:49

 テルモ<4543.T>が急落し、一時143円安の3931円を付けている。6日引け後、未定としていた21年3月期の連結業績予想(IFRS)を発表。大幅な営業減益見通しを示し、嫌気された。

 21年3月期業績は、売上収益6000億円(前期比4.6%減)、営業利益850億円(同23.2%減)を予想。新型コロナウイルス感染症による影響は、ホスピタルカンパニーと血液・細胞テクノロジーカンパニーは限定的、心臓血管カンパニーは比較的大きく、全社として、売上収益と各段階の利益を押し下げる要因になるという。また、感染再拡大(第2波)の業績影響は不透明なため織り込んでいないという。年間の想定為替レートは、1ドル=105円、1ユーロ=120円としている。

 21年3月期第1四半期(20年4-6月)の決算は、売上収益が1312億9800万円(前年同期比13.9%減)、営業利益が180億7300万円(同38.0%減)だった。

 午前10時46分時点の株価は、前日比125円安の3949円。

提供:モーニングスター社

関連記事

マーケット情報

▲ページTOPへ