<特集>終わらないコロナ対策(2)=エレコム―テレワーク需要で上期営業利益の上ブレに期待
2020/8/7 18:02
エレコム<6750.T>を狙ってみたい。6日引け後の決算発表で21年3月期第1四半期(20年4-6月)の連結業績は好調な推移を示したが、翌7日はいったん材料出尽くしの動きに前日比350円安の4870円まで下落。しかし、売り一巡後は急速に切り返し、終値は10円安の5210円まで回復。上期(4-9月)営業利益予想の上ブレへの期待が広がり始めている様子であり注目が怠れない。
21年3月期第1四半期は、売上高251億6700万円(前年同期比5.6%増)、営業利益40億4900万円(同21.4%増)。従来のパソコン・デジタル関連製品において、エンベデッド(組み込みシステム)、ヘルスケア・医療、VR(仮想現実)などの新領域に付加価値の高い新製品を投入し、新型コロナウイルス感染症の影響によるテレワーク需要拡大に対応した商品調達・販売戦略を推進する中、「パソコン関連」が売上高を79億6800万円(同27.0%増)に伸ばして全体をけん引。「TV・AV関連」も売上高51億1600万円(同18.4%増)と好調に推移した。
これを踏まえつつ会社側は上期の予想営業利益70億円(同1.0%増)を据え置いたが、第2四半期(7-9月)の営業利益予想は計算上29億5100万円(同17.8%減)にとどまり保守的な印象。増額期待の広がりとともに株価の水準訂正が進みそうだ。
提供:モーニングスター社
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