<特集>終わらないコロナ対策(3)=関通―Eコマースなどの配送センター業務で活躍

株式

2020/8/7 18:03

 関通<9326.T>をマークしたい。新型コロナウイルス感染症の収束が見通しづらいなか、通信販売を利用する人は増加するとみられ、Eコマース、通信販売事業者向けに配送センター業務を代行する同社の活躍する場面も増えそうだ。人手不足問題を解決する一つの手段として7月29日に、同社の関西主管センターに自律走行ロボット「Syrius(シリウス)」を導入したほか、同社が開発・販売する倉庫管理システム「クラウドトーマス」との連携も行うなど、生産性の向上が期待される。

 未定としていた21年2月期の単体業績予想を7月14日の取引終了後に開示し、売上高が92億7000万円(前期比20.7%増)、営業利益が4億3200万円(同48.6%増)とした。株価は、同日に直近高値となる3400円を付けていたが、業績予想の開示をきっかけとした売りに押される展開となり、同31日には2329円を付ける場面がみられた。日足チャート上では、足元で5日移動平均線を上回る状況となり、売り一巡感から、見直し買いにつながりそうだ。

提供:モーニングスター社

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