11日の債券市場見通し=売り一巡後はもみ合う展開か

債券

2020/8/11 8:27

予想レンジ:債券先物中心限月(20年9月限)152.20円-152.35円、長期国債利回り0.005%-0.010%

 11日の債券市場は、売り一巡後はもみ合う展開か。

 7日と10日の米国債市場は軟調展開だった。7日は米7月雇用統計の結果が市場予想を上回り、良好な結果だったことが売り材料だった。10日は、「追加経済対策に関する大統領令発動で、『財政の崖』懸念が後退したことが売り材料となり、週内に10年国債、30年国債入札を控えていることも重しになった」(銀行系証券)という。

 外部要因の軟化が円債市場にも波及し、売り先行でスタートしそうだ。前週末の中国7月貿易統計や米7月雇用統計で、世界経済の持続的回復の勢いが途絶えていないことから、リスク選好の動きが円債の上値を抑制しそうだ。

提供:モーニングスター社

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