<新興国eye>インドネシア資産運用ファンドタスティック、投信販売サイト「インビシー」を買収

新興国

2020/8/13 11:46

 インドネシアのフィンテック(金融とITを融合した金融サービス)大手で、スマートフォンなどのモバイル端末を使って資産運用サービスを提供するファンドタスティック(FUNDtastic)は10日、事業強化の一環として、同国のICT(情報通信技術)大手インディバラ・グループの投資信託事業部門ヌサンタラ・セジャテラ・インベスタマが運営するオンライン投信販売サイト「インビシー(INVISEE)」を650万ドル(約7億円)で買収することで合意したことを明らかにした。ジャカルタ・ポスト(電子版)が11日、伝えた。

 買収手続きは年内に完了する予定で、買収完了後、インビシーは新しいブランド名「ファンドタスティック・プラス」に変更され、金融機関やフィンテック関連企業との提携を強めていく計画。ファンドタスティックは現在、登録ベースで1万6000人の利用者を保有する一方で、インビシーは19年9月創業で、利用者数は10万人となっている。また、ファンドタスティックの運用資産額は6月時点で920億ルピア(約6億7000万円)だが、インビシーの買収を通じ、21年末までに5000億ルピアを目指す。

<関連銘柄>

 アジア債券<1349.T>、iS新興国<1362.T>、上場EM債<1566.T>、

 iSエマジン<1582.T>、アセアン50<2043.T>

提供:モーニングスター社

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