日経平均は405円高と大幅に3日続伸、引けにかけやや伸び悩む格好=13日後場

 13日の日経平均株価は、前日比405円65銭高の2万3249円61銭と大幅に3日続伸して取引を終了した。きのう12日の堅調な地合いや現地12日の欧米株高で、朝方から買いが先行。戻り待ちの売りでやや停滞する場面もみられたものの、総じて堅調に推移した。午後1時40分には、同472円73銭高の2万3316円69銭の高値を付けた。その後は、戻り待ちやポジション調整の売りなどで、引けにかけてやや伸び悩む格好となった。為替市場は、ドル・円が1ドル=106円60銭台(12日終値は106円78-80銭)で、午後2時すぎからは、やや円高方向に振れている。東証1部の出来高は14億1149万株、売買代金は2兆5583億円。騰落銘柄数は値上がり1478銘柄、値下がり615銘柄、変わらず80銘柄だった。

 市場では「足元でグロース系銘柄が調整入りしたあと、バリュー系銘柄に出遅れ修正の動きが見られるなど、グロース系とバリュー系との間を交互物色する展開が期待される」(中堅証券)との見方があった。

 業種別では、オリンパス<7733.T>、HOYA<7741.T>などの精密機器株や、ソニー<6758.T>、村田製<6981.T>などの電機株が上昇。武田薬<4502.T>、中外薬<4519.T>などの医薬品株や、リクルートH<6098.T>、セコム<9735.T>などのサービス株も高い。大日印<7912.T>、任天堂<7974.T>などのその他製品株や、ZHD<4689.T>、ソフバンG<9984.T>などの情報通信株も堅調。太平洋セメ<5233.T>、TOTO<5332.T>などのガラス土石株や、SUMCO<3436.T>、LIXILG<5938.T>などの金属製品株も上げた。東証業種別指数は、27業種が上昇、6業種が下落した。

 個別では、アステリア<3853.T>、アトラエ<6194.T>、チェンジ<3962.T>、住友林<1911.T>、IBJ<6071.T>などが上昇。半面、ダントーHD<5337.T>、大真空<6962.T>、システム情報<3677.T>、フィックスターズ<3687.T>、横河電機<6841.T>などが下落した。

(写真:123RF)

提供:モーニングスター社

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