アウトソシンが反発、三菱UFJモルガン証は「Buy」継続、目標株価は1300円に引き上げ

株式

2020/8/13 16:38

 アウトソーシング<2427.T>が反発。三菱UFJモルガン・スタンレー証券では12日付で、レーティング「Buy」(買い)を継続、目標株価は1100円から1300円に引き上げている。

 同証券では、連結営業利益予想を上方修正、あわせて目標株価を1300円に引き上げるとしている。同業UTグループ<2146.T>とのバリュエーションギャップの解消の可能性に注目し、「Buy」を再強調、国内における製造派遣業界の集約化、ITエンジニア派遣成長、外国人就労サポート成長などに伴う収益拡大を評価し、「Buy」を継続するとしている。

 株価は今年3月の年初来安値から大きく反発上昇したものの、比較されやすいUTグループに対して出遅れており、21年度同証券予想PERも、アウトソーシング12倍に対して、UTグループは18倍であり、このPER格差は基本的に2017年から定着しているが、その最大の要因はアウトソーシングの海外事業のリスクであろうとコメント。会社側は8月5日開催の決算説明会で、のれんストレステストの結果、減損の可能性はドイツ中心に最大で13億円とコメント、現状における同社ののれん減損リスクは限定的であると考えており、過去もそうであったようにUTグループとのPERギャップが徐々に埋まっていくと考えているという。

 同証券では、連結営業利益について、20年12月期120億円(前期比22.6%減、従来100億円、会社側計画は100億円)、21年12月期155億円(従来138億円)、22年12月期179億円(同168億円)と試算している。

 13日の終値は、前日比39円高の826円。

提供:モーニングスター社

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