20日の債券市場見通し=5年国債入札支えに底堅い展開か

債券

2020/8/20 8:24

予想レンジ:債券先物中心限月(20年9月限)152.85円-152.00円、長期国債利回り0.020%-0.030%

 20日の債券市場は、下落した前日の米債券市場の流れを引き継ぎ、軟調スタートとなりそうだ。

 米債券市場では、20年国債入札が低調な結果となったことに加え、FOMC(米連邦公開市場委員会)の議事録要旨を受けて、新たな金融緩和の導入に前向きではないとの見方が広がり、売りが先行となった。

 国内先物・夜間取引は、米国債にツレ安する形で、終盤にかけてやや軟化した流れを受けて、円債市場は売りが先行しそうだ。

 需給面の材料は、5年国債入札。「短期ゾーンがなかなか落ち着かない。前日の米国債安とともに、きょうの入札の逆風材料になるが、ただ、入札自体は無難に通過できるだろう」(銀行系証券)という。軟調地合いのなかでも、入札の無難通過が一定の相場下支えに効き、底堅い展開となりそうだ。

提供:モーニングスター社

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