31日の債券市場見通し=底堅い展開か

債券

2020/8/31 8:32

予想レンジ:債券先物中心限月(20年9月限)151.40円-151.70円、長期国債利回り0.035%-0.055%

 31日の債券市場は底堅い展開となりそうだ。

 前週末の米国債は5日ぶりに反発。コロナワクチンへの期待から、債券安の流れが続いていたが、月末が近づき機関投資家が保有債券の残存年限を伸ばすための買いが債券買いにつながった。もっとも、NYダウの上昇で上値は抑制された。国内市場では、安倍首相の辞意表明で、債券売りという初期反応はいったん一巡する見通し。

 次期首相を決める自民党総裁選は、9月14日前後になる見通し。「ここから2週間、『ポスト安倍』を巡るさまざまな情報・思惑が交錯する時間帯に入る。きょうの取引は、あすの10年国債入札を控え、上値に重さは残るが、底堅い展開となろう」(銀行系証券)という。

提供:モーニングスター社

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