<相場の読み筋>9月2日
2020/9/2 7:39
1日の米国株式は、NYダウが前日比215.61ドル高の2万8645.66ドルと反発、ナスダック総合指数が同164.211ポイント高の1万1939.667ポイントと3日続伸して取引を終了。ナスダック総合指数は3日続けて史上最高値を更新した。出来高概算は、NY市場が8億1417万株、ナスダック市場が36億7179万株だった。8月ISM(米サプライマネジメント協会)製造業景況指数が56.0となり、市場予想平均の54.8を上回ったことを好感し、買い優勢の展開となった。NYダウ採用銘柄では、サブスクリプション(継続課金)型の会員サービス「ウォルマート+」を15日から開始すると発表したウォルマート<WMT>が急騰したほか、ダウ(旧ダウ・デュポン)<DOW>やアップル<AAPL>などが、値上がり率の上位に入っている。
2日の東京株式は、方向感に欠ける展開が続きそうだ。引き続き、手掛かり材料に乏しい状況のなか、指数寄与度の高い主力株への積極的な売買は期待しづらく、もみ合い商状となりそう。消去法的に、値動きの軽い中小型株に物色の矛先が向かうとみられる。為替相場は、ドル・円が1ドル=105円台の後半(1日終値は105円65-67銭)と円安方向にある一方、ユーロ・円が1ユーロ=126円台の前半(同126円68-72銭)と円高に傾くなど、まちまちの動きにある。1日のADR(米国預託証券)は円換算値で、高安まちまちながら、ソニー<6758.T>、任天堂<7974.T>、みずほ<8411.T>などが、1日の東京終値に比べ高い。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、1日の大阪取引所終値比35円高の2万3195円だった。
(イメージ写真提供:123RF)
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