<特集>続・9月の配当取り、注目の銘柄(4)=西尾レント―今期収益減は織り込み済み、来期増益観測も

株式

2020/9/11 17:32

 西尾レントオール<9699.T>に狙い目がある。20年9月期配当は期末一括で77円(前期末は70円)を予定し、配当利回りは3.2%強に達する。これは同じ東証1部銘柄の単純平均の1.77%(10日時点)を優に上回る。同社は5月8日に20年9月期の連結業績予想を下方修正した経緯があるが、増配方針の旗は降ろしていない。

 今期業績予想は、建機需要が健闘する一方、新型コロナウイルス感染症拡大の影響がイベント分野に及び、売上高は前回発表の1618億3000万円から1505億4000万円(前期比2.2%減)、営業利益が同166億4000万円から108億円(同31.0%減)に引き下げられた。ただし、株価はすでに収益減を織り込み、足元では底堅い動きを示している。PER11倍台、PBR0.6倍台と依然割り負け感が強く、次期21年9月期の増益観測とともに修正高の可能性がある。

提供:モーニングスター社

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