<相場の読み筋>9月17日
2020/9/17 7:39
16日の米国株式は、NYダウが前日比36.78ドル高の2万8032.38ドルと4日続伸、ナスダック総合指数は同139.855ポイント安の1万1050.469ポイントと3日ぶりに反落して取引を終了。出来高概算は、NY市場が10億9192万株、ナスダック市場が37億2046万株だった。FOMC(連邦公開市場委員会)は16日、現状の政策金利を据え置き、米国債などを現行ペースで買い入れる量的緩和を維持すると発表。会合参加者の先行き見通しで、ゼロ金利を少なくとも23年末まで続けるとの想定が示された。低金利政策の継続が、景気回復の後押しになるとの見方が台頭し、NYダウは一時360ドルを超える上昇をみせる場面もあった。一方、ハイテク株比率の高いナスダック総合指数は、アップル<AAPL>やアマゾン・ドット・コム<AMZN>、アルファベット(グーグルの持ち株会社)<GOOG>などが下落し、同指数の重しとなった。
17日の東京株式は反落後、弱含みで推移しそうだ。きのう16日は方向感に乏しいなか、小幅反発で取引を終了。引き続き、手がかり材料難のなか、為替相場は、ドル・円が1ドル=104円台の後半(16日終値は105円24-26銭)、ユーロ・円が1ユーロ=123円台の後半(同124円82-86銭)と円高方向に振れている。円高による影響を警戒し、輸出関連銘柄を中心に、軟調な展開が見込まれる。一方、きのう菅新政権が発足し、菅義偉首相は経済・社会のデジタル化を推進する方針を示していることから、DX(デジタルトランスフォーメーション)関連銘柄に関心が向かう場面もありそう。16日のADR(米国預託証券)は円換算値で、高安まちまちながら、パナソニック<6752.T>、任天堂<7974.T>、三菱UFJ<8306.T>などが、16日の東京終値に比べ高い。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、16日の大阪取引所終値比変わらずの2万3300円だった。
(イメージ写真提供:123RF)
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