日経平均は156円安、騰落銘柄数では値上がりが値下がりを上回る=17日後場

 17日の日経平均株価は、前日比156円16銭安の2万3319円37銭と反落して取引を終了した。朝方から手がかり材料に乏しいなか、外国為替市場で円がドルやユーロに対し、円高方向に振れていたことから売りが先行。時間外取引で米株価指数先物が下落したこともあり、さえない動きを強いられた。後場の取引開始直後の午後零時31分には、同203円30銭安の2万3272円23銭ときょうの安値を付ける場面もあった。その後は、動意薄のなか、もみ合い商状が続いた。東証1部の出来高は11億894万株、売買代金は2兆35億円。騰落銘柄数は値上がり1116銘柄、値下がり931銘柄、変わらず127銘柄だった。

 市場では「時間外取引で米株価指数先物が下げ、上海総合指数も続落するなか、TOPIXは0.36%安にとどまり、比較的底堅く推移しているのではないか」(中堅証券)との見方があった。

 業種別では、JR東日本<9020.T>、JR東海<9022.T>などの陸運株や、JAL<9201.T>、ANA<9202.T>などの空運株が下落。三井金属<5706.T>、住友鉱<5713.T>などの非鉄金属株や、トヨタ<7203.T>、ホンダ<7267.T>などの輸送用機器株も安い。日本製鉄<5401.T>、JFE<5411.T>などの鉄鋼株や、浜ゴム<5101.T>、ブリヂス<5108.T>などのゴム株も軟調。ヤマハ<7951.T>、任天堂<7974.T>などのその他製品株や、AGC<5201.T>、TOTO<5332.T>などのガラス土石株も下げた。東証業種別指数は、23業種が下落、10業種が上昇した。

 個別では、ダイヤHD<6699.T>、新日科学<2395.T>、JDI<6740.T>、Wスコープ<6619.T>、enish<3667.T>などが下落。半面、ワタベ<4696.T>、ダントーHD<5337.T>、千趣会<8165.T>、ノムラシス<3940.T>、アスクル<2678.T>などが上昇している。

(写真:123RF)

提供:モーニングスター社

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