18日の債券市場見通し=堅調な展開か、好需給が後押し

債券

2020/9/18 8:27

予想レンジ:債券先物中心限月(20年12月限)152.00円-152.20円、長期国債利回り0.005%-0.015%

 18日の債券市場は、堅調な展開か。前日の米債券市場は、上昇した。米8月住宅着工件数など経済指標のさえない結果や、米株の下落が買い材料となった。先物・夜間取引も小幅高で推移したことから、きょうの円債は買い先行でスタートしそうだ。

 市場では、「大阪取引所が前日公表した資料によると、外国人が前週、長期国債先物を大幅に買い越し、高水準だったその前の週の金額をさらに上回り、過去1年間で3番目の買い越し幅となった。菅政権の下でアベノミクス継続」というシナリオのもとで買い戻しを進めたとみられる。その持続性は不透明とはいえ、きょう財務省が実施する流動性供給入札には安心材料になろう」(銀行系証券)と指摘する。

 国内ではあすからシルバーウイークで4連休となる。持ち高調整の売りや、高値警戒感からの売りが上値を抑制する可能性はあるが、好需給を背景に、流動性供給入札をこなし、小幅に強含む展開となりそうだ。

提供:モーニングスター社

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