三井住友FGがもみ合い、東海東京調査センターは「ニュートラル」・目標株価3100円に引き下げ

株式

2020/9/18 16:40

 三井住友フィナンシャルグループ<8316.T>が前日終値付近でもみ合い。東海東京調査センターでは17日付で、投資判断を「アウトパフォーム」(強気)から「ニュートラル」(中立)に、目標株価を4100円から3100円に、それぞれ引き下げている。

 バリュエーション基準について、主要5行平均の調整後純利益ベースのPER7.4倍を採用するとしている。目標株価3100円は、21年3月期同証券予想の調整後連結一株利益417.6円に対し、調整後PER7.4倍を適用し算出されている。現行株価と目標株価の乖離率がプラスマイナス15%未満であることから、「ニュートラル」に引き下げるとしている。

 同センターでは、連結業務純益について、21年3月期9650億円(前期比9%減、銀行側計画は9700億円)、22年3月期1兆170億円、23年3月期1兆710億円と試算。コロナ禍の影響は徐々にはく落を見込むものの、世界経済の回復は緩やかであろうとし、同行の事業基盤である国内中堅・中小企業は低迷が続くと予想、グローバルCIBや海外S&Tの強化も課題とみられるとしている。

 18日の終値は、前日比4円高の3098円。

提供:モーニングスター社

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