厳選!秋冬相場で飛躍期待の中小型株(1)=多摩川HD

株式

2020/9/23 9:07

<「5G」「再エネ」の2本柱で成長へ>

 通信と再生可能エネルギーという有望市場の2本柱で成長が期待される、多摩川ホールディングス<6838.T>を狙いたい。直近のファイナンスで株価が調整したものの、逆襲へ向けた材料は豊富だ。

 足元で同社の業績をけん引するのが、高周波技術を基板とする電子・通信用機器事業だ。商用サービスの始まった高速・大容量通信規格の5G向けに、半導体の信頼性試験装置などが好調。民需の拡大に伴い、通常は赤字となる第1四半期(4-6月)も21年3月期は連結営業損益が0.6億円の黒字(前年同期は0.6億円の赤字)に浮上した。

 5Gをめぐっては、大型基地局向けの案件も下期から本格化するとみられる。また、同社は、5Gインフラの重要企業として知られるJTOWER<4485.T>の子会社で、ネットワークへの接続や認証の制御で高い技術を持つナビック(非上場)と資本提携をした。ナビックの狙う「ローカル5G」市場に、ハードウエアの設計などで深く食い込む公算だ。

<小型風力、伸び代大きく>

 一方、再エネについては既存の太陽光発電に加え、北海道での小型風力発電の伸び代が大きい。小型浮力に関しては、固定価格買取制度(FIT)が大きく引き下げられる以前の1kWh(キロワット・アワー)55円での権利を自社で50カ所分、提携先との共同で150カ所分保有している。また、このほかに保有見込みも多くあるもようだ。

 今後は売電と施設の売却をバランスよく組み合わせ、再エネ事業の急拡大を図る。電力網への系統連系の準備も直近までに整ったため、今期30カ所程度を見込む小型風力設備の建設数は、来期に50超に増えそうだ。

 この秋にも新たな中期計画を打ち出す可能性があり、市場で業績期待が高まる公算。ファイナンスで調達したおよそ25億円の資金は、再エネ分野を中心にすべて成長投資に投じる方向だ。

提供:モーニングスター社

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