日経平均は13円安と小反落、売り一巡後に一時上げ転換、日銀ETF買い観測など支え=23日後場
4連休明け23日後場の日経平均株価は前週末比13円81銭安の2万3346円49銭と小反落。朝方は、連休中の欧米株安が重しとなり、売りが先行した。22日の欧州株式は総じて高く米国株式も反発したものの、21日に新型コロナウイルスの感染再拡大を背景に欧州株式が大幅安となり、米国株式も急落していた影響から、株価指数先物売りを交え、一時2万3154円45銭(前週末比205円85銭安)まで下落した。売り一巡後は持ち直した。日銀のETF(上場投資信託)買い観測を支えに後場終盤には上げに転じる場面もあった。時間外取引で米ダウ(ミニ)先物が上昇し、買い戻しにつながった面もある。ただ、その後は一服し、大引けにかけて小安くなった。
東証1部の出来高は15億1983万株、売買代金は2兆7632億円。騰落銘柄数は値上がり732銘柄、値下がり1367銘柄、変わらず77銘柄。
業種別では、国際帝石<1605.T>、石油資源<1662.T>などの鉱業株が下落。日本製鉄<5401.T>、JFE<5411.T>、神戸鋼<5406.T>などの鉄鋼株や、三井金<5706.T>、三菱マテリアル<5711.T>などのなどの非鉄金属株も軟調。第一生命HD<8750.T>、SOMPOH<8630.T>などの保険株も売られ、日本紙<3863.T>、レンゴー<3941.T>などのパルプ紙株も安い。
半面、JR西日本<9021.T>、西武HD<9024.T>などの陸運株が堅調。イオン<8267.T>、良品計画<7453.T>などの小売株も高く、郵船<9101.T>、商船三井<9104.T>などの海運株も引き締まった。バンナムHD<7832.T>、任天堂<7974.T>などのその他製品株も買われ、伊藤忠<8001.T>、三菱商<8058.T>などの卸売株も値を上げた。
個別では、稀元素<4082.T>、システムソフ<7527.T>、フィールズ<2767.T>、理想科学<6413.T>、アイドマMC<9466.T>などの下げが目立った。半面、ワタベ<4696.T>、ビーグリー<3981.T>、ダントーHD<5337.T>、島忠<8184.T>、ソルクシーズ<4284.T>がストップ高。なお、東証業種別株価指数は全33業種中、23業種が下落した。
(写真:123RF)
提供:モーニングスター社
関連記事
-
23日後場マーケット情報=日経平均は13円81銭安の2万3346円49銭
・日経平均株価 2万3346円49銭(-13円81銭)・高値2万3370円13銭/安値2万3154円45銭・TOPIX 1644.25(-2.17)・値上がり732/値下がり1367/変わらず77・新・・・…続き
-
マザーズ指数大幅高、1200ポイント乗せ=新興市場・23日
マザーズ指数が大幅高。2018年4月来の1200ポイント回復となった。主力のメルカリ、BASE、メドレーなどが高く、アナリスト高評価のJMDC…続き
速報ニュース
-
5時間前
-
5時間前
-
IPO=マテリアルグループの初値は1085円、公開価格を8.1%下回る
5時間前
-
fonfunが5日ぶり反発、ゼロワンのノーコード業務アプリ開発SaaS事業を譲受
5時間前
-
5時間前
-
(再送)チャームケアが3日続伸し連日で昨年来高値、子会社がグッドタイムの有料老人ホーム運営事業を譲受
5時間前
-
日経平均が反発スタート、押し目拾いなどで買い優勢=29日寄り付き
5時間前
-
ブティックスがカイ気配、取得上限30万株の自己株取得枠を設定
5時間前
-
IPO=グリーンモンスターがカイ気配、差し引き37万株の買い注文
5時間前
-
IPO=マテリアルグループがウリ気配、差し引き45万株の売り注文
5時間前