三井不が続落、大和証は「1」継続、目標株価は2570円に引き下げ

株式

2020/9/24 16:11

 三井不動産<8801.T>続落。大和証券では23日付で、投資判断「1」(買い)を継続、目標株価は2590円から2570円に引き下げている。

 COVID-19の影響が大きい商業施設は5月半ば以降に閉鎖店舗の再開が進み、概して第1四半期(20年4-6月)を通じて保守的に想定していた会社側計画を上回ったとみられるとし、商業施設はほぼ固定賃料での契約形態であることから、再び自主的に店舗を閉鎖しない限り、第2四半期(20年7-9月)以降は20年3月期水準に近い収益が見込めるものと思われるとコメントしている。

 「総じて、21年3月期は減益にはなるものの、投資家向け分譲の売却益追加の可能性も含め、会社側利益計画を上ブレる可能性が小さくないとみられる」としている。22年3月期は、「Otemachi One」や「豊洲ベイサイドクロスタワー」などの新築ビルの通期寄与で賃貸利益の増益が顕著となる見込みにあるほか、投資家向け販売用不動産が3月末時点で1兆2000億円近くまで積み上がる中、物件売却の積極化による売却益増加も期待できると思われるとしている。

 24日の終値は、前日比62.5円安の1886.5円。

提供:モーニングスター社

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