来週の日本株の読み筋=もみ合い商状か、米国情勢にらみで米中経済指標の見極めも
来週(9月28日-10月2日)の東京株式市場は、もみ合い商状か。新型コロナウイルスの感染再拡大や米追加経済対策の難航を受け、欧米市場が一時軟化したが、相対的に不安要素が少ない日本株は堅調な動きを保っている。もっとも、日本単独で上値を追うには限界がある。結局、米国株の動向と、その背景にある景気や大統領選に対する市場心理が重要となり、米国情勢にらみの展開にならざるを得ない。今週は米中で重要経済指標の発表が予定されており、その内容も見極める必要がある。
市場では、「今のところ、日経平均2万3500円超えは想定しづらいが、米追加経済対策が決まれば、米国株が上昇し、それに追随する流れになるだろう」(中堅証券)、「日本株は相対的に強いが、米国株が調整色を強めれば、やはり意識せざるを得ない」(準大手証券)などの声が聞かれた。
スケジュール面では、国内で29日に9月16-17日開催の日銀金融政策決定会合の「主な意見」、30日に8月鉱工業生産、8月商業動態統計、10月1日に9月調査日銀短観、2日に8月失業率・有効求人倍率などが発表される。海外では30日に中国9月製造業PMI、中国9月非製造業PMI、米9月ADP雇用統計、米4-6月期GDP確定値、10月1日に米9月ISM製造業景況指数、2日に米9月雇用統計などが予定されている。
なお、5日の日経平均株価は3日ぶりに反発し、2万3204円(前日比116円高)引け。24日の米国株高を受け、買いが先行した。時間外取引での米株価指数先物高も支えとなり、上げ幅は一時180円を超えた。一巡後は66円高まで伸び悩んだが、その後は9月末配当・優待権利取りの買いもあって持ち直しの動きとなった。
提供:モーニングスター社
関連記事
-
<特集>環境と景気対策でEV関連(1)=補助金増額などで普及に弾み
2020/9/25 17:38
電気自働車(EV)に対する関心が高まりそうだ。新型コロナウイルス感染症の拡大で停滞した景気の浮揚策として各国でEVに対する補助金拡充などの普及策が進められている。中国では20年末に終了予定だった補助・・・…続き
-
<話題>日経平均の2万3000円絡みは下値の強固な岩盤?
2020/9/25 17:12
今週(23-25日)目に付いたのは、23日と24日のマーケット。NYダウは現地18日に244ドル安、21日に509ドル安、22日は140ドル高し、それを受けたのが23日のマーケット。そして24日は現・・・…続き
-
225オプション・コール(期近・9月25日・権利行使価格2万4000円)
2020/9/25 17:11
(売参加者・上位10社) JPモルガン証 -610 ABNアムロク -146 SBI証券 -109 BNPパリバ証 -104 廣田証券 -75 楽天証券 ・・・…続き
速報ニュース
-
株式新聞プレミアム=<特選!優待銘柄>4月権利取りの魅力株は?
1分前
-
株式新聞プレミアム=日本発コンテンツ、国家戦略で海外展開後押し
2分前
-
12分前
-
バルテスHD、画面に表示されている自然言語から対象のオブジェクトの要素パスを取得する技術で特許取得
13分前
-
14分前
-
15分前
-
大阪油化工業、GLOBAL・MANAGEMENT・PARTNERSの保有割合が上昇
18分前
-
日経平均は1011円安と大幅反落、今年最大の下げ幅で3年2カ月ぶりの大きさ=19日後場
36分前
-
グロース250が急反落、ヘッドウォーなど下落=新興市場・19日
56分前
-
(再送)19日の東京外国為替市場=ドル・円、154円台前半で推移
1時間前