<特集>環境と景気対策でEV関連(4)=シンフォニア―テクニカル好転の流れ、需給関係の良化も
2020/9/25 18:04
シンフォニアテクノロジー<6507.T>に狙い目がある。同社はEV(電気自動車)など次世代自動車用の試験装置を手掛け、同分野の拡充に取り組んでおり、関連銘柄として位置付けられる。
株価は、3月13日の年初来安値793円を起点に出直り波動を描いている。今月に入り、日足一目均衡表上の「雲」上限を突破するとともに、20年1月下旬以降、上値抵抗線となってきた200日移動平均線も上抜け、テクニカル好転の流れにある。
21年3月期の連結業績予想は、売上高が800億円(前期比10.9%減)、営業利益が25億円(同18.5%減)と3期連続の営業減益を見込む。自動車、FA分野など取引先の設備投資減が影響するが、一部では利益は最低線との見方が出ている。来22年3月期には営業利益40億円台への復帰が観測されるなど今期ボトムの可能性が出ている。PER20倍台と同じ東証1部銘柄の平均値25倍程度を大きく下回り、PBRに至っては約0.8倍と割高感はない。
ちなみに、9月18日申し込み現在の信用取引残高は買い残7万株弱に対し、売り残8万株強とやや売り長状態で、需給関係は良化している。
提供:モーニングスター社
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