<米国株情報>アメリカン航空、米財務省から約5800億円借り入れ

株式

2020/9/28 10:24

 航空大手アメリカン航空<AAL>は25日、政府の新型コロナウイルス経済対策(CARES)法に基づき、米財務省から55億ドル(約5800億円)を借り入れたことを明らかにした。経済専門チャンネルCNBC(電子版)などが伝えた。10月中に最大20億ドルの追加融資を受ける可能性があるとしている。

 当初、同社は財務省から47億5000万ドルの借り入れ枠が与えられていたが、航空大手デルタ航空<DAL>や格安航空大手サウスウエスト航空<LUV>が融資を受けない方針を示したため、借り入れ枠に余裕が生まれた。航空大手ユナイテッド航空ホールディングス<UAL>は融資を受ける予定だが、融資額は決まっていない。

 新型コロナウイルス感染症の拡大により、航空大手5社は旅客需要の急減による減便や運休で大幅減収に陥った。運転資金確保のため、政府は3月以降、CARES法に基づき、航空業界への金融支援措置として、従業員の強制解雇や賃金削減を実施しないことを条件に500億ドルの財政支出を行ったが、これらの支援は9月末で打ち切られる。アメリカン航空の場合、雇用維持のための一時帰休中の従業員の給与を国が肩代わりする給与支援制度から58億ドルを受け取っている。

<関連銘柄>

 NASD投信<1545.T>、NYダウ投信<1546.T>、上場米国<1547.T>、

 SPD500<1557.T>、NYダウ<1679.T>、NYダウブル<2040.T>、

 NYダウベア<2041.T>

提供:モーニングスター社

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