日本精化が急騰し年初来高値、21年3月期第2四半期と通期の業績予想を上方修正し買い人気

株式

2020/9/28 10:34

 日本精化<4362.T>が急騰。一時123円高1781円を付け、1月30日の年初来高値1715円を大きく更新した。前週末25日引け後、21年3月期第2四半期(20年4-9月)および通期の連結業績予想を上方修正、買い人気を集めた。

 第2四半期業績予想で、売上高を135億円から142億円(前年同期比0.5%減)に引き上げ、営業利益は13億5000万円から18億5000万円(同11.9%増)とし、一転して増益になる見込み。工業用製品事業は、化粧用機能原料や汎用工業用原料などの販売が低調に推移しているものの、家庭用製品事業で、感染症対策製品の販売が当初予想よりも伸長する見込みとした。通期予想では、売上高を275億円から290億円(前期比0.2%減)に、営業利益を28億円から36億円(同1.1%減)に増額。第3四半期(20年10-12月)以降は、日本および世界各国で、新型コロナウイルスの感染拡大防止と経済活動の両立を図る見通しが強まるなか、鉱業用製品事業の販売改善や、家庭用製品事業の感染症対策製品の需要増が継続するとみている。

 午前10時33分時点の株価は、前週末比77円高の1735円。

提供:モーニングスター社

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