<今日の仮想通貨市況>日経平均株価売り先行を背景に軟化

仮想通貨

2020/9/29 10:27

 29日午前10時20分現在の主要暗号資産(仮想通貨)は、ビットコイン(BTC)が1BTC=112万9663円(過去24時間比1.91%安)、イーサリアム(ETH)が1ETH=3万7454円(同1.15%安)、XRP(XRP)が1XRP=25.6円(同0.93%安)など売り優勢となっている。

 28日、前日のムニューシン米財務長官と民主党のペロシ米下院議長との追加経済対策をめぐる協議を受け、ペロシ氏が合意の可能性があるとしたことからリスクセンチメントが改善。米株高となったほか、流動性志向で買われていたドルが対主要通貨で弱含み、ドルと逆相関しやすい金先物が買われ、デジタルゴールドとされるBTCなど主要暗号資産にも買い戻しが入った。ただ、29日東京時間に入り、配当権利落ちを背景に日経平均株価が売り先行で始まると、週間ベースでプラス圏にある主要暗号資産は利益確定売りに転じている。

 このほか、暗号資産取引所大手のバイナンスが28日、新たなDeFi(分散型金融)プロジェクト「ビーナス・プロトコル」を発表。独自ブロックチェーン「バイナンススマートチェーン」上で複数のBEP20トークン(バイナンスの独自規格)を利用してレンディング(お金の貸し手と借り手のマッチング)やステーブルコインの発行などのサービスを行うもので、スピーディーかつローコスト取引が可能だという。

(イメージ写真提供:123RF)

関連記事

マーケット情報

▲ページTOPへ