JR東海が反落、三菱UFJモルガン証は「オーバーウエート」継続、目標株価は1万9700円に引き下げ

株式

2020/9/29 16:32

 JR東海<9022.T>が反落。三菱UFJモルガン・スタンレー証券では28日付で、レーティング「オーバーウエート」(強気)を継続、目標株価は2万500円から1万9700円に引き下げている。

 同証券では、21年3月期から23年3月期の業績予想を下方修正、あわせて目標株価を1万9700円に引き下げるとしている。同業他社の21年3月期業績・配当計画の発表、7-8月の新幹線需要の回復遅れを考慮し、同社の21年3月期営業損益予想を744億円の黒字から1061億円の赤字(前期は6561億6300万円、会社側計画は非開示)に下方修正するとしている。

 19年3月期を100%とした場合の新幹線需要前提は21年3月期が44%、22年3月期が80%となっている。一方で、従来同様に、(1)JRの中では早期の営業黒字化が見込めること(2)同証券予想の21年3月期末の株主資本比率37.8%やネットD/Eレシオ130%など業績悪化の中でも相対的に健全な財務体質を維持できると考えることなどからみて(3)21年3月期同証券予想PBR0.83倍や年初来株価がTOPIXを25%アンダーパフォームする現状株価は割安と判断――することから「オーバーウエート」を継続するとしている。

 29日の終値は、前日比235円安の1万5520円。

提供:モーニングスター社

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