Ubicom、積極的なパートナー戦略、プラットフォーム戦略で成長力強化へ

株式

2020/9/30 17:19

 Ubicomホールディングス<3937.T>は積極的なパートナー戦略、プラットフォーム戦略に取り組み、将来的な成長力強化に取り組んでいる。

 29日には、エッジコンピューティングを採用したIoT(モノのインターネット)システム構築のメガプラットフォーマーを目指すベンチャー企業Idein(東京都千代田区)のパートナープログラム「Actcast Partner Program」に参画すると発表した。

 今後、Ideinが提供する次世代AI(人工知能)/IoTプラットフォーム「Actcast」を活用した先進ソリューション開発と、次世代エンジニア育成にレバレッジをかけ、同社が戦略市場と位置付ける金融、公共、医療、自動車、製造、ロボティクス領域に向けたソリューションプロバイダービジネスの展開を推進する。

 さらに、30日には同社子会社でメディカル事業を手掛けるエーアイエス(東京都文京区)が保険業界向け支払審査検索エンジン「保険ナレッジプラットフォーム」の提供を開始したと発表した。

 「保険ナレッジプラットフォーム」は保険業界における保険金支払審査業務に必要な情報や知識を一つのシステムに統合した、業界初(同社調べ)の検索エンジンプラットフォーム。これまで保険会社は顧客からの保険金請求に対する審査業務において、診療行為、医薬品、傷病名、先進医療、法改正など、判定に必要な情報を網羅するため多大な労力が必要としてきたが、同プラットフォームを利用することで煩雑な審査業務を大幅に効率化できる。こうしたことが評価され、同プラットフォームはSBI生命保険の採用が内定した。

 今後は、Ideinとの協業による、2023年に国内のみで4兆円以上と見込まれるIoT市場への本格的な参入、およびメディカル事業における新たなサブスクリプション型メニューの一つとして、保険業界全体への保険ナレッジプラットフォームの横展開により、更なる成長の拡大を期待したい。

提供:モーニングスター社

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