<新興国eye>前週の上海総合指数、大型連休前の手じまい売りで続落=BRICs市況
2020/10/5 9:56
前週(9月28-30日)の中国株式市場は主要指標である上海総合指数の30日終値が25日終値比0.04%安の3218.052となり、続落した。10月相場入りした1日と週末2日はいずれも「国慶節」と「中秋節」の祝日で休場だった。
週明け9月28日の指数は小幅ながら3営業日続落して始まった。前の週末に発表された8月工業部門企業利益が前年比19.1%増と、4カ月連続で前年を上回ったことが支援し、下げ幅を縮めた。
29日は4営業日ぶりに小反発。世界銀行が東アジア・大洋州地域経済報告書で、中国の20年の経済成長率見通しを2.0%増と、前回7月予想の1.6%増から上方修正したことが好感され、買いが優勢となった。
30日は小反落した。10月1日から始まる国慶節や中秋節の8連休を控え手じまい売りが出たが、9月製造業PMI(購買担当者景気指数)が市場予想を若干上回ったこともあり、下値は限定的だった。
今週の株式市場は、引き続き新型コロナ感染や世界経済の動向、香港問題やティックトックなど中国企業を巡る米中関係の悪化懸念、中印国境紛争、海外の金融市場の動向、株価支援・景気対策、人民元相場、原油などのコモディティ(商品)相場などが注目される。5-8日は「国慶節」と「中秋節」の祝日で休場となり、9日から取引が再開される。
<関連銘柄>
上証50連動<1309.T>、上場パンダ<1322.T>、上場チャイナ<1548.T>、
H株ブル<1572.T>、H株ベア<1573.T>、中国A300<1575.T>、
南方A50<1576.T>、iSエマジン<1582.T>
提供:モーニングスター社
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