6日の債券市場見通し=売り先行後、下げ渋る展開か

債券

2020/10/6 8:41

予想レンジ:債券先物中心限月(20年12月限)151.85円-152.05円、長期国債利回り0.025%-0.035%

 6日の債券市場は、売り先行後、30年国債入札をこなして、下げ渋る展開か。

 前日の米国債市場は下落した。「トランプ米大統領が現地時間5日18時30分(日本時間本日6日午前7時30分)に退院するとツイート。NYダウが前週末比400ドル超上昇するなど、リスクオンムードのなか、米国債には売りが膨らんだ」(銀行系証券)。また、長期金利も上昇(価格は低下)した。「トランプ氏コロナ陽性の判明前を上回り、8月下旬以来の高水準まで上昇した。追加経済対策に対する期待感も債券売りにつながった」(同)という。

 国内市場では、先物・夜間取引は、ジリ安推移をたどるなど軟調展開。米債券安の流れを受けて売りが先行しそうだ。日経平均株価が一段高で推移する場面では、下値を探る動きも想定されるが、財務省が実施する30年国債入札が波乱なく通過しそうで、円債のサポート材料となりそうだ。

提供:モーニングスター社

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