<相場の読み筋>10月8日
2020/10/8 7:42
7日の米国株式は、反発した。NYダウが前日比530.70ドル高の2万8303.46ドル、ナスダック総合指数が同209.995ポイント高の1万1364.599ポイントで取引を終了。出来高概算は、NY市場が8億7896万株、ナスダック市場が37億9627万株だった。トランプ米大統領は7日、250億ドル(約2兆6500億円)規模の航空会社への支援と、1350億ドル(約14兆3100億円)規模の中小企業向け支援を、議会が直ちに承認すべきとツイート。前日6日には、追加経済対策協議の打ち切りを指示するとした投稿を行い、株価が反落していた反動もあり、一転して大幅な上昇となった。NYダウ採用の全30銘柄が上昇し、値上がり率の上位には、セールスフォース・ドットコム<CRM>やボーイング<BA>、ハネウエル<HON>が入っている。
8日の東京株式は反発後、堅調な展開となりそう。きのう7日の日経平均株価は、売り先行後、下げ幅を縮小し底堅い動きとなっていたことや、現地7日の米国株式が反発したこともあり、買い優勢のスタートが期待される。買い一巡後は、米副大統領候補のテレビ討論会が日本時間の午前10時から始まる予定で、内容を確認したいとして、模様眺めムードが広がる場面も想定される。為替相場は、ドル・円が1ドル=105円台の後半(7日終値は105円86-87銭)、ユーロ・円が1ユーロ=124円台の半ば(同124円56-60銭)と小動き。7日のADR(米国預託証券)は円換算値で、富士フイルム<4901.T>、パナソニック<6752.T>、キーエンス<6861.T>などが、7日の東京終値に比べ高い。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、7日の大阪取引所終値比85円高の2万3495円だった。
(イメージ写真提供:123RF)
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