9日の東京外国為替市場=人民元基準値のドル安設定受け、ドル・円軟化

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2020/10/9 15:05

 9日の東京外国為替市場でドル・円は、やや下押し圧力が強まる展開となった。

 足元は米追加経済対策への期待が持続している半面、米与野党協議での合意が遠のき、ドル・円は方向感を欠いている。前日8日は東京時間から米国時間にかけて1ドル=106円近辺での小動きが続いたが、きょう東京時間に入り、日経平均株価が朝寄り高からマイナス転換する動きにツレてドル・円は下値を探る動きをみせた。加えて、国慶節(建国記念日)の8連休明けとなる中国では、中国人民銀行(中央銀行)が人民元の対ドル基準値をドル安水準に設定。この影響を受け、ドル売り・円買いが進んだ。ただ、105円80銭を割り込む水準では底堅く、次第にドルを買い戻す動きが出てきた。

 15時現在、105円89銭となっている。

提供:モーニングスター社

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