日経平均は83円程度安、売り先行後も弱含みの展開に=12日寄り付き

 12日午前9時21分すぎの日経平均株価は、前週末比83円程度安い2万3536円前後で推移する。午前9時19分には、同103円11銭安の2万3516円58銭を付けている。前週末9日に下落した動きや、為替市場でドル・円相場がやや円高方向にあることから、売り優勢でスタート。その後も弱含みの展開となっている。現地9日の米国株式市場は、NYダウ、ナスダック総合指数がともに3日続伸。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、前週末9日の大阪取引所終値比10円安の2万3560円だった。

 業種別では、三井金属<5706.T>、住友鉱<5713.T>などの非鉄金属株や、三菱UFJ<8306.T>、三井住友<8316.T>などの銀行株が下落。日本製鉄<5401.T>、JFE<5411.T>などの鉄鋼株や、浜ゴム<5101.T>、ブリヂス<5108.T>などのゴム製品株も安い。トヨタ<7203.T>、ホンダ<7267.T>などの輸送用機器株や、出光興産<5019.T>、ENEOS<5020.T>などの石油石炭製品株も軟調。AGC<5201.T>、TOTO<5332.T>などのガラス土石株や、クレセゾン<8253.T>、オリックス<8591.T>などのその他金融株も下げている。

 個別では、ベクトル<6058.T>、ハイアス&C<6192.T>(監理)、エスクロAJ<6093.T>、OSG<6136.T>、吉野家HD<9861.T>などが下落。半面、日金属<5491.T>、ジンズHD<3046.T>、イワキ<8095.T>、CTS<4345.T>、サカタのタネ<1377.T>などが上昇している。

 東京外国為替市場は午前9時21分時点で、1ドル=105円台の半ば(前週末9日終値は1ドル=105円93-94銭)、1ユーロ=124円台の後半(同124円75-79銭)で取引されている。

提供:モーニングスター社

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