<相場の読み筋>10月19日

2020/10/19 7:31

 前週末16日の米国株式は、NYダウが前日比112.11ドル高の2万8606.31ドルと4日ぶりに反発、ナスダック総合指数は同42.316ポイント安の1万1671.555ポイントと4日続落して取引を終了。出来高概算は、NY市場が8億8784万株、ナスダック市場が31億8979万株だった。米9月の小売売上高が前月比1.9%増となり、市場予想平均の同0.7%増を上回った。10月の米ミシガン大学消費者マインド指数は81.2で、市場予想平均の80.5を超えたこともあり、足元での堅調な景気動向を好感。NYダウは一時、350ドル近い上昇をみせる場面があった。一方、ハイテク株比率の高いナスダック総合指数は、アマゾン・ドット・コム<AMZN>やアップル<AAPL>、ギリアド・サイエンシズ<GILD>などが下落し、同指数の重しとなった。

 19日の東京株式は反発後、もみ合いとなりそう。前週末16日は、株価指数先物にまとまった売りが出て下げ幅を広げる格好となったが、現地16日にNYダウが4日ぶりに反発した動きを受け、買い優勢のスタートとなりそう。ただ、買い手掛かりに乏しいことから、戻り待ちの売りに上値を抑えられる格好となる場面も想定される。為替相場は、ドル・円が1ドル=105円台の半ば(前週末16日終値は105円30-31銭)、ユーロ・円が1ユーロ=123円台の半ば(同123円36-40銭)と小動き。16日のADR(米国預託証券)は円換算値で、楽天<4755.T>、コマツ<6301.T>、パナソニック<6752.T>などが、前週末16日の東京終値に比べ高い。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、同16日の大阪取引所終値比105円高の2万3515円だった。

(イメージ写真提供:123RF)

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