<新興国eye>前週のブラジル株、IMF世界景気上方修正やJ&Fの上げで続伸=BRICs市況

新興国

2020/10/19 10:31

 前週(13-16日)のブラジル株式市場は16日のボベスパ指数が前日比0.75%安の9万8309.1、週間ベースでは9日終値比0.85%高となり、続伸した。週初12日は「聖母の日」の祝日で休場だった。

 取引が再開された13日の指数が反発して始まり、14日も値を上げ、続伸した。

 週前半は、米株市場が追加景気刺激策をめぐる議会協議が進展するとの思惑で堅調となったことを受け、ブラジルでも買いが優勢となった。また、IMF(国際通貨基金)が20年の世界景気見通しを前回6月予想のマイナス4.9%から同4.4%に引き上げたこと、ブラジルの牛肉加工世界大手JBSの親会社である複合企業大手J&Fがニューヨークの銀行口座を利用して、ブラジルの政治家に賄賂を渡した容疑で有罪を認め、米司法省に1億2800万ドルの罰金を支払うことで合意しアク抜け感が出たことも支援材料となった。

 15日は反落し、週末16日も値を下げ、続落した。

 15日は、欧州市場が新型コロナ感染者数の急増を受け、下落したことや、ブラジルのGDP(国内総生産)の先行きを占う8月IBC-Br経済活動指数(02年=100)が前月比1.06%上昇と、市場予想の同1.6%上昇を下回ったことが嫌気された。

 16日もIBGEが9月第4週の失業者数が1400万人と、前週の1330万人を上回り、失業率も13.7%から14.4%に上昇し、5月の10.5%を大幅に上回ったと発表したことを受け、売り優勢となった。

 今週(19-23日)の株式市場は、引き続き国内政治情勢や新型コロナ感染再拡大、トランプ米大統領の健康問題や米大統領選の動向、ティックトックなど中国IT企業を巡る米中緊張、欧米やアジアの市場動向、原油などの国際商品相場の動向、企業決算などが注目される。主な経済指標の発表予定は19日の8月税金収入や23日のジェトゥリオ・バルガス財団(FGV)10月消費者信頼感指数と10月中旬時点のIPCA(拡大消費者物価指数)、9月経常収支など。

<関連銘柄>

 ボベスパ<1325.T>、iSエマジン<1582.T>、上場MSエマ<1681.T>、

 iS新興国<1362.T>、上場EM債<1566.T>

提供:モーニングスター社

関連記事

マーケット情報

株式新聞オリジナルアプリ

株式関連ニュース・銘柄情報に特化した株式新聞のオリジナルアプリで、
いつでも最新の情報をチェックできる便利なアプリです。

  • Google Play
  • App Store
▲ページTOPへ