日経平均は104円安と反落、終盤に向け下げ幅拡大、7日連続の売買代金2兆円割れ=20日後場
20日後場の日経平均株価は前日比104円09銭安の2万3567円04銭と反落。売買代金2兆円割れは7営業日連続で、19年8月14-29日の12営業日連続以来。朝方は、米追加経済対策の協議難航との見方から19日の米国株式が下落した流れを受け、売りが先行した。その後、時間外取引の米株価指数先物高を支えに持ち直し、いったん上げに転じる場面もあった。ただ、買いは続かず、再度軟化。時間外取引で米ダウ先物が伸び悩み、重しとして意識された面もあり、後場入り後は下げ幅を拡大し、終盤には2万3518円29銭(前日比152円84銭安)まで下押した。その後の戻りは鈍く、大引けにかけ、上値の重い展開となった。
東証1部の出来高は9億2369万株、売買代金は1兆7349億円。騰落銘柄数は値上がり536銘柄、値下がり1593銘柄、変わらず51銘柄。
市場からは「米追加経済対策の行方を見極めたいとの空気もあるが、いかんせん商いが少なく相場に力がない。短期筋中心の動きで、上に向かう材料がない」(準大手証券)との声が聞かれた。
業種別では、JR東日本<9020.T>、JR西日本<9021.T>、JR東海<9022.T>などの陸運株が下落。国際帝石<1605.T>、石油資源<1662.T>などの鉱業株や、王子HD<3861.T>、日本紙<3863.T>などのパルプ紙株も安い。三菱倉<9301.T>、上組<9364.T>などの倉庫運輸関連株や、日水<1332.T>、マルハニチロ<1333.T>などの水産農林株も軟調。JAL<9201.T>、ANA<9202.T>などの空運株や、オリックス<8591.T>、JPX<8697.T>などのその他金融株も売られた。
半面、海運株では郵船<9101.T>が高い。良品計画<7453.T>、ウエルシアH<3141.T>、すかいらくH<3197.T>などの小売株も堅調。
個別では、Gunosy<6047.T>、グッドコムA<3475.T>、サノヤスHD<7022.T>、藤倉化成<4620.T>、LinkU<4446.T>などの下げが目立った。半面、サイバーL<3683.T>、オイラ大地<3182.T>、日電波<6779.T>、ビジネスE<4828.T>、Vキューブ<3681.T>などの上げが目立った。なお、東証業種別株価指数は全33業種中、31業種が下落した。
(写真:123RF)
提供:モーニングスター社
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