クオールHDが後場急浮上、第2四半期は減収減益幅が縮小見通し

株式

2020/10/22 16:32

 クオールホールディングス<3034.T>が後場急浮上し、86円高の1273円まで買われている。22日正午に21年3月期第2四半期(20年4-9月)の連結業績予想を上方修正し、減収減益幅が縮小する見通しとなり、好感された。

 第2四半期業績予想は、売上高が775億円から790億9000万円(前年同期比2.7%減)、営業利益が8億円から20億8000万円(同39.4%減)に底上げされた。売上高は、保険薬局事業において、従来の水準に戻るに至っていないものの、7月以降外来診療の受診控えからの回復が徐々に見られ、当初計画を上回った。医療関連事業は計画通りに進ちょくした。利益面では、保険薬局事業において、コスト適正化プロジェクトが一定の成果を上げたことに加え、医療関連事業では、専門領域MR(医薬情報担当者)の戦略的な配置などが進み、CSO(医薬品販売業務受託機関)事業が好調に推移したことから、期初予想を大幅に上回る見込みとなった。

 22日の終値は、前日比62円高の1249円。

提供:モーニングスター社

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