<特集>コロナ禍+インフル警戒(1)=「ツインデミック」のリスクも視野に

株式

2020/10/23 18:03

 新型コロナウイルスへの警戒が続くなか、インフルエンザの流行シーズが近づいてきた。手洗い、うがい、マスクの着用など、感染症に対する予防対策が例年と比較して徹底しているうえ、世界各国で渡航が厳しく制限され、人の移動が少なかったことから、今年のはインフルエンザの流行が抑えられるとの見方がある。ただ、専門家からは新型コロナウイルスとインフルエンザの両方の感染が広がる「ツインデミック」が起きるリスクに備えるべとの声が上がっており、油断はできない状況だ。

 国内では新型コロナウイルスは比較的落ち着いた状況ながら、米国や欧州では感染拡大が続ている。欧州では再び行動規制を導入する国も増えており、経済や株価に対する影響にも注意が必要だ。また、11月3日の米大統領選挙が終了し、当選者が確定するまでは、神経質な展開が予想される。コロナやインフルエンザの関連銘柄にはディフェンシブ性を備えた銘柄も多く、相対的に安心感がある点も魅力と言えそうだ。

提供:モーニングスター社

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