26日の債券市場見通し=もみ合いの展開か

債券

2020/10/26 8:26

予想レンジ:債券先物中心限月(20年12月限)151.80円-151.95円、長期国債利回り0.025%-0.030%

 26日の債券市場は、もみ合いの展開か。前日の米国債市場は反発。週末を控えて持ち高調整の買いが優勢になった。

 国内先物・夜間取引も、終盤に水準を切り上げて、反発して引けた。今日の債券市場は、買い先行でスタートしそうだ。日銀・長期国債買い入れオペが通知される。「今週・来週と2週間続けて超長期国債の供給が無い期間に入っているだけに、超長期債を中心に需給面の支えになるだろう」(銀行系証券)という。

 日本で臨時国会が召集される。内需主導経済への転換を打ち出すとみられている。「きょうの菅首相の所信表明演説では、デジタル社会実現や携帯電話料金引き下げなど、看板政策に言及する見通し。アベノミクスでよくみられたような「規模ありき」の財政出動論は出てこない見込みで、国債大規模増発懸念が強まるようなことはないだろう」(同)との見方。

提供:モーニングスター社

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