<新興国eye>前週の上海総合指数、予想下回る7-9月期GDP受け3週ぶり反落=BRICs市況
2020/10/26 10:06
前週(19-23日)の中国株式市場は主要指標である上海総合指数の16日終値が16日終値比1.75%安の3277.997となり3週ぶりに反落した。
週明け19日の指数は反落して始まった。7-9月期GDP(国内総生産)が前年比4.9%増となったものの、市場予想の同5.5%増を下回り、指数を押し下げた。
20日は反発。26日から始まる中国共産党の第19期中央委員会第5回全体会議(5中全会)を控え、政策期待感が強まったほか、インターネット大手アリババ・グループ<BABA>が傘下の金融サービス大手アント・グループの香港と上海の重複上場の認可を受け、最高値を付けたことが中国株の買い材料となった。
21日は反落し週末23日まで3日続落した。
週半ばから後半は、欧米で新型コロナの感染再拡大が止まらず、中国の景気回復に悪影響が及ぶとの懸念や資金流出懸念が強まった。また、国家発展改革委員会が国内の半導体関連投資は過熱していると警告したことが嫌気され、ハイテクセクターが売られた。その後も割高感が強かった電気自動車や燃料電池車など新エネルギー車とITが利益確定売りに押され、指数の下げを主導した。
週末は、年初来で上げ幅が大きいヘルスケアや消費関連、ハイテクの銘柄に利益確定売りが広がった。
今週(26-30日)の株式市場は、引き続き新型コロナ感染や世界経済の動向、米中関係、中印国境紛争や台湾海峡の緊張、海外の金融市場の動向、株価支援・景気対策、人民元相場、原油などのコモディティ(国際相場商品)相場、5中全会(26-29日)などが注目される。主な経済指標の発表予定は27日の9月工業利益や31日の10月製造業PMI(購買担当者景気指数)など。
<関連銘柄>
上証50連動<1309.T>、上場パンダ<1322.T>、上場チャイナ<1548.T>、
H株ブル<1572.T>、H株ベア<1573.T>、中国A300<1575.T>、
南方A50<1576.T>、iSエマジン<1582.T>
提供:モーニングスター社
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