<米国株情報>ギャップ、24年1月末までに「GAP」など350店舗閉鎖へ

株式

2020/10/26 10:20

 米衣料品小売チェーン最大手ギャップ<GPS>は22日、投資家向け説明会で、大規模な店舗閉鎖計画を明らかにした。北米のショッピングモールに出店している「GAP」の220店舗と姉妹ブランド「バナナリパブリック」の130店舗の計350店舗を24年1月期(23年2月-24年1月)末までに閉鎖するという。両ブランドの北米での店舗数は19年度末時点の1216店舗から23年度末時点で870店舗となる。

 GAPの閉鎖店舗は全体の3分の1に相当し、営業を継続する店舗うちの8割はショッピングモール以外の店舗。「バナナリパブリック」を含めた閉鎖店舗は両ブランド店全体の30%に相当する。

 同社は新型コロナウイルス感染症の拡大を受けて経営戦略の見直しに入っていた。今後はショッピングモール以外でのアウトレット販売やパンデミックによる経済活動の自粛で需要が急増しているオンライン販売に経営の重点をシフトするとしている。

 一方、急成長している姉妹ブランドの「オールドネイビー」と「アスレタ(Athleta)」については、引き続き出店を増やす方針で、今後3年間で30-40店舗の新規出店を計画している。

 同社の5月時点の世界店舗数は3345店舗。このほか、フランチャイズチェーン加盟店が574店舗となっている。

<関連銘柄>

 NASD投信<1545.T>、NYダウ投信<1546.T>、上場米国<1547.T>、

 SPD500<1557.T>、NYダウ<1679.T>、NYダウブル<2040.T>、

 NYダウベア<2041.T>

提供:モーニングスター社

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