日経平均は100円程度安、売り一巡後はやや下げ渋る動きに=28日寄り付き

 28日午前9時20分すぎの日経平均株価は、前日比100円程度安い2万3385円前後で推移する。午前9時3分には、同118円75銭安の2万3367円05銭を付けている。きのう27日は、大引けにかけて下げ渋る動きとなったものの、時間外取引で米株価指数先物が下落していることや、外国為替市場で、円がドルやユーロに対し円高方向に振れていることから、売りが先行したようだ。売り一巡後は、やや下げ渋る動きとなっているようだ。現地27日の米国株式は、NYダウが3日続落した一方、ナスダック総合指数が反発するなど、まちまちの動き。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、27日の大阪取引所終値比85円安の2万3405円だった。

 業種別では、第一生命HD<8750.T>、東京海上<8766.T>などの保険株や、日本製鉄<5401.T>、JFE<5411.T>などの鉄鋼株が下落。三井不<8801.T>、三菱地所<8802.T>などの不動産株や、浜ゴム<5101.T>、ブリヂス<5108.T>などのゴム製品株も安い。三菱UFJ<8306.T>、三井住友<8316.T>などの銀行株や、郵船<9101.T>、商船三井<9104.T>などの海運株も軟調。国際帝石<1605.T>、石油資源<1662.T>などの鉱業株や、AGC<5201.T>、ガイシ<5333.T>などのガラス土石株も下げている。

 個別では、山崎パン<2212.T>、富士通<6702.T>、ネットワン<7518.T>、FPG<7148.T>、日立金<5486.T>などが下落。半面、シマノ<7309.T>、シンニッタン<6319.T>、ラクスル<4384.T>、グリー<3632.T>、スマートバリュー<9417.T>などが上昇している。

 東京外国為替市場は午前9時20分時点で、1ドル=104円台の半ば(27日終値は1ドル=104円83-84銭)、1ユーロ=123円台の前半(同123円89-93銭)で取引されている。

提供:モーニングスター社

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